空色プレリュード
そして、とうとう体育祭当日になった。‥ていうかなってしまった。
あれから私は笹川くんのことを避けてあの日以来話せずにいた。
私はテントの中にいた。運動が苦手な私は玉入れと大玉ころがしにしか出ない。
笹川くんは、借り物競走や障害物競走に出るらしい。
「花音ー。」
そんな声と同時に結ちゃんがやってきた。結ちゃんが出場した竹取物語が終ったのだ。
「結ちゃん、お疲れ様。」
「ありがとう花音!」
「すごかったねー!結ちゃんのチーム勝ってよかったね!」
「いや、ほとんど先輩達のおかげだよ。先輩達、本当に力強いからさー。」
そこまで言ったときアナウンスがなった。
「次の競技は借り物競走です!」
そのアナウンスと同時に出場選手が入場した。その中には‥
「あっ‥笹川くん‥。」
笹川くんもいた。
「確か、あいつも出るんだったよね。」
「うん。」
しばらくの沈黙のうち、結ちゃんが口を開いた。
「笹川と何かあった?」
花音の心臓が鳴る。
「う‥ううん。何も。」
「そう?ならいいんだけどさ‥。最近、花音と笹川おかしいよ。なんか避けてる感じ。花音、言いたいことがあったらちゃんと伝えるべきだよ。」
「う‥ん。ありがとう。」
気がつくともうレースは始まっていた。
笹川くんの番が迫っていた。
そして笹川くんの番になってスタートした。