空色プレリュード
お泊まり会の夜
私がお風呂から上がると、結ちゃんは私の部屋で家から持ってきた布団をひいて寝る準備をしていた。
「結ちゃん。私のベッド、貸そうか?」
私は聞いた。
「ううん。大丈夫。私は泊めさせてもらってる身だから布団で十分だよ。」
「そう?ならいいけど‥。」
「ねぇ、花音も早く布団に入ってお話しよう!!私はこれをやりたくてうずうずしてるの!」
結ちゃんは本当に待ち遠しそうだった。
「わかった。ちょっと、髪の毛かわかしてくるから待ってて。」
「うん!待ってる!」
私は急いで髪の毛をかわかして、再び部屋に戻った。
「ごめん!おまたせ!」
「待ってました!花音様!」
結ちゃんは嬉しそうに言った。
「じゃあ、話そう!」
私も少しうきうきしていた。
友達と夜、話したことなかったから。
「ねぇ花音。1つ聞いていいかな?」
「うん。いいけど‥」
嫌な予感がした。
「留学て‥何の話?」
「‥‥‥。」
思っていた通りで何も言えなかった。
結ちゃんは続けた。
「聞くつもりじゃなかったんだけど、あの留守電聞いちゃって。‥ごめん。でも気になっちゃって。花音の口からそんな話、聞いたことないし‥。実際、どうなんだろうて。」
「‥やっぱり、聞いてたんだね。‥ピアノの留学のことだよ。夢を掴むなら外国に来たらどうだって誘われてるの。ごめんね。黙ってて。」
「やっぱり、花音はピアノ留学したいの?」
「‥まだ‥分かんない。‥自分がどうしたいのか今、分かんないから。それに‥今は目の前にある生活を楽しみたいて思ってる。」
それが私の今の本音だった。
「そっか‥。花音‥外国に行っちゃうて思ってた。やっぱり聞いておくものだね。ありがとう。話してくれて。花音、何かあったら私に言いなよ?私、いつでも話し聞くよ?」
そう言ってくれる結ちゃんはとても頼もしかった。
「私は花音の夢は応援するよ。私は花音の味方だからね。」
「ありがとう。結ちゃん。‥千明くんにはこの話、内緒にしておいてくれない?」
「わかった。‥ところで、あれから千明とはどうなってるのよ。」
ドキッ!
いつも思うけど、結ちゃんは話を変えるのが本当に上手だよね‥
私がお風呂から上がると、結ちゃんは私の部屋で家から持ってきた布団をひいて寝る準備をしていた。
「結ちゃん。私のベッド、貸そうか?」
私は聞いた。
「ううん。大丈夫。私は泊めさせてもらってる身だから布団で十分だよ。」
「そう?ならいいけど‥。」
「ねぇ、花音も早く布団に入ってお話しよう!!私はこれをやりたくてうずうずしてるの!」
結ちゃんは本当に待ち遠しそうだった。
「わかった。ちょっと、髪の毛かわかしてくるから待ってて。」
「うん!待ってる!」
私は急いで髪の毛をかわかして、再び部屋に戻った。
「ごめん!おまたせ!」
「待ってました!花音様!」
結ちゃんは嬉しそうに言った。
「じゃあ、話そう!」
私も少しうきうきしていた。
友達と夜、話したことなかったから。
「ねぇ花音。1つ聞いていいかな?」
「うん。いいけど‥」
嫌な予感がした。
「留学て‥何の話?」
「‥‥‥。」
思っていた通りで何も言えなかった。
結ちゃんは続けた。
「聞くつもりじゃなかったんだけど、あの留守電聞いちゃって。‥ごめん。でも気になっちゃって。花音の口からそんな話、聞いたことないし‥。実際、どうなんだろうて。」
「‥やっぱり、聞いてたんだね。‥ピアノの留学のことだよ。夢を掴むなら外国に来たらどうだって誘われてるの。ごめんね。黙ってて。」
「やっぱり、花音はピアノ留学したいの?」
「‥まだ‥分かんない。‥自分がどうしたいのか今、分かんないから。それに‥今は目の前にある生活を楽しみたいて思ってる。」
それが私の今の本音だった。
「そっか‥。花音‥外国に行っちゃうて思ってた。やっぱり聞いておくものだね。ありがとう。話してくれて。花音、何かあったら私に言いなよ?私、いつでも話し聞くよ?」
そう言ってくれる結ちゃんはとても頼もしかった。
「私は花音の夢は応援するよ。私は花音の味方だからね。」
「ありがとう。結ちゃん。‥千明くんにはこの話、内緒にしておいてくれない?」
「わかった。‥ところで、あれから千明とはどうなってるのよ。」
ドキッ!
いつも思うけど、結ちゃんは話を変えるのが本当に上手だよね‥