空色プレリュード
そう思って教室に入ると、不穏な空気が流れていた。

「あいつどうしちゃったんだろう。急に教室、飛び出して‥。」

「もしかして私が何か千明にしたのかな?」

クラスがざわざわとゆれていた。

‥が時間は刻々と過ぎるものでホームルームが始まった。
笹川くんはあれからまだ、戻ってきていなかった。

4時間目が終わった時だった。先生が言った。

「保健委員!この資料を保健室に返しておいてくれ!」

あっ!保健委員、私だ!

私は机の上に置いてあった資料を持って、保健室に向かった。

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