危険地帯
『――それなら、』
そこには、私そっくりの“ワタシ”がいた。
鏡を見ているかのようだった。
『ワタシがそばにいてあげる♪』
私と同じ声で、私と同じ顔で、私が望んだ願いを叶えた。
初めて現れたアイツは、温かな笑顔を私に向けた。
『大丈夫♪』
私に手を差し伸べたアイツ。
『ワタシがいれば、独りじゃないわ』
この人なら、いなくならない。
ずっとそばにいてくれる。
お母さんみたいに、離れていかない。