危険地帯
勘のいいワタシと違い、忍者はまだ何もわかっていない様子で、深月を見ていた。
ほら、よーく耳をすましてみて?
聞こえてくるでしょう?
この闘いの、思わぬゲストの足音が。
「――助っ人の登場だ」
深月の声が、響き渡る。
倉庫に入ってきたのは、とある三人。
迫力のある雰囲気を纏う三人を、ワタシも忍者も、当然のように知っていた。
「神雷……!?」
とある三人とは、神雷の蜜という人と、恭弥という人と、そして神雷の総長。
忍者は、神雷の勇ましいオーラを前にして、無意識に一歩後ずさった。
私と出会って生まれ変わった黒龍は、神雷に助けを求めたんだ。
私が倒れた日には考えられなかったけど、これは現実。