危険地帯
キッとつり上がった深月の目。
すると、深月はまたワタシへと拳を振り上げた。
まったく懲りないわね……♪
だが、その拳はワタシへと振り下ろされることはなかった。
「やめろ、深月」
深月の腕を掴んで深月の行動を阻止したのは、司だった。
一番落ち着いている子ね♪
おそらくワタシの実力も見抜いてるわね。
「今こいつを殴っても、何にもならねぇぞ」
「……わーってるよ」
司がそう説得すると、深月は司の手を振り払ってワタシに背を向けた。
司のブラウンの綺麗な瞳が、一瞬だけワタシに向けられたがすぐに逸らされた。
あらあら、どうやら三人の考えはバラバラなようね。
ワタシをぶち殺したい子と、ワタシを見極める子と、ワタシの存在に興味津々な子。
この黒龍の三人は、やっぱり面白そうなメンバーね♪