チョコレート
しばらく電車に揺られていたら
その内のリーダーっぽい人が

あたしに話しかけてきた。



「なあ、学校に真面目に
毎日行くのってめんどいじゃん。


俺らと遊ぼうよ??」



げ…予想通り軽そうな人。

学校に毎日通うのは確かに
つまんないけどこの人たちは
何するかわかんない感じだった。


「でも、学校行かないと…」



そんな言葉であきらめるような

人たちじゃなかったんだ。




「あはは…お姉ちゃんさ、
そんなスカート短くして
俺らのこと挑発してさ…
断る気??」

「……」


「ねえ。遊ぼうよ。

断ったらどうなるかわかるよね??」


不気味な笑みを浮かべて

あたしの方を見ていたけど
目が笑ってなかった。







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