チョコレート
そしたら、いきなり腕を掴まれた。


「い、嫌でっ…んっ…―」


あたしが叫ぼうとしたら
周りから見えない電車の死角で
あたしの口を塞いだ。



あ…ここどこ??
あたしはベッドの上だった。


確か、あたしは電車の中で変な人たちに襲われて…




気を失っちゃって…




ここは…どこ??




今、いる場所を確かめるため
起き上がり辺りを見回した。


どっかで見たことある…
えっと…




あ!保健室だ。



あたしは学校の保健室のベッドで寝ていたんだ。


でも、誰が運んでくれたんだろう…。



そんなことを考えていたらドアが開いた。






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