偽装結婚いたします!~旦那様はイジワル御曹司~
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「美衣子さん、今度これ一緒に行きません?!」
それから二日ほど経って、会社で知香ちゃんがこっそり私に自分のスマホを見せてくる。
「これ、何?」
「婚活ってほどのもんじゃないですけど、ちょっとした街コンイベントみたいなやつです。良い出会いあるかも」
うふふ、と笑った知香ちゃんの言葉の最後に、しっかりとハートマークが見えた。
可愛いなぁ。
「私、合コンみたいなのは苦手なんだよね…。
人見知りだし、最初の自己紹介とかであがっちゃって…」
「美衣子さん、そんなの場数の問題ですよ!」
「ば、場数?」
「そうです! そのうち慣れるってこと!」
同じアラサーでも知香ちゃんは20代。
笑顔が可愛くて、愛嬌があって。
ちゃんとした大人な部分もあって、しっかりもしている。
こんな残念な先輩をイベントに誘ってもくれる。
それに比べて私は……
ゲイの男との偽装結婚話に、乗るか反るかで悩んでいるなんて。
「美衣子さん、今度これ一緒に行きません?!」
それから二日ほど経って、会社で知香ちゃんがこっそり私に自分のスマホを見せてくる。
「これ、何?」
「婚活ってほどのもんじゃないですけど、ちょっとした街コンイベントみたいなやつです。良い出会いあるかも」
うふふ、と笑った知香ちゃんの言葉の最後に、しっかりとハートマークが見えた。
可愛いなぁ。
「私、合コンみたいなのは苦手なんだよね…。
人見知りだし、最初の自己紹介とかであがっちゃって…」
「美衣子さん、そんなの場数の問題ですよ!」
「ば、場数?」
「そうです! そのうち慣れるってこと!」
同じアラサーでも知香ちゃんは20代。
笑顔が可愛くて、愛嬌があって。
ちゃんとした大人な部分もあって、しっかりもしている。
こんな残念な先輩をイベントに誘ってもくれる。
それに比べて私は……
ゲイの男との偽装結婚話に、乗るか反るかで悩んでいるなんて。