嘘月と君の声。



なんて事を言っていると、いつの間にか2人はいなくなっていて私の周りだけを切り取ったかのように静けさが広がっていた。




確か....



「最初に話しかけて来たのが亜紀ちゃんで、後が由香里だったかな。」




なんて、入学から5ヶ月経ったいまでも曖昧にしか覚えていないクラスメイトの名前を呟いて
私の意識は途絶えた。



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