嘘月と君の声。

「意識は途絶えた」なんて、かっこいい言い方をしたけど所謂 寝落ちしたってやつで。



それは授業中の出来事で。




「必然的にこうなるのは分かっていた訳で。」




授業中に見事に寝てしまい、そのまま数回起こされたのを華麗にスルーしていたらしい私は、課題を増やされていた。




これでも大学生なんです。
...短大生だけど。



「今日は何やってんの？」



いつもの事ながらバイト先で課題をしていた私の頭上から声が聞こえた。