大空へ向かって
「栄助…大好きだよ。」
好き。
愛してる。
そんな言葉じゃ勿体無くて…。
伝えられなくて…。
そんな言葉なんかじゃ、伝わらないほど、好き。
大好き。
好きすぎて…。
愛しすぎて…。
恥ずかしくなる位…大好き。
「麗美。俺も麗美の事を、愛してるからな…。」
耳を触る栄助。
恥ずかしい時にする、癖。
頬を赤らめながら、耳を触る仕草。
そんな小さな仕草までを、覚えてしまった。
そんな小さな仕草が凄く凄く愛しかった。
麗美は 家に帰り、家に帰ってもドキドキが 止まらなかった。