ボーイズロード ―second season―
土曜日、学校近くの『木もれ日』は、部活終わりの生徒で賑わう。昼で終わる部活と三時で終わる部活があるから、店内が混むのは大体その二回。


それでも夕方はランチタイムではないから、昼ほど混んだりはしない。みんな飲み物と、頼むとしたら軽食くらいなのかな。


だけど今日は店内は空いている。天気も悪いし、仕方ないんだけどさ。


ぼんやりしながら食器を片付けていると、カランコロンと玄関のドアベルが鳴る。

音に反応して「いらっしゃいませ」と出迎えると、外に向けて傘の水気を切る石川の姿があった。


「石川、今日は一人?電車は大丈夫?」

「うん。今日はお母さんが車で迎えに来てくれるんだ。それまでの時間つぶし」


石川はカウンターの席に腰掛けて、隣の椅子の背もたれにはバドミントンラケットが入ったケースを引っ掛ける。


「カフェオレのホットと、サンドイッチの持ち帰りってできる?」

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