ボーイズロード ―second season―
店内は特にBGMとかを流していないから、外の雨の音が聞こえてくる。さっきより雨足が強くなったみたいだ。


おばさんは厨房に入っているから、今は石川と二人きり。

特に気まずい雰囲気はないけど、せっかくカウンターに座ってくれているから何か話さなきゃだめかな。


「7組どう?慣れた?」

「普通。バド部の子もいるし」


これじゃ話は続かない。まあでも、石川相手に気を遣うことはないか。

話すことをやめて仕事を続けていると、石川の方から話しかけてきた。


「あのさ、ニーナ。ちょっと相談があったんだ。実は前から話そうと思っていたの」

「相談?俺に?」


石川とは1年の頃に同じクラスだった。女子の中ではまあまあ仲が良かった方だとは思うけど、相談なんて持ちかけられたのは初めてだった。

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