願いが叶ったその時…
side椿
夏「まだ見つからないのか」
「すまん、同盟組にも声をかけてるんだが
どこにも…」
夏「くそっ」
光琉達との買い物に行かせてから
部屋に戻ったと聞いたが
そこに百合の財布はなかった。
一緒に出かけていた光琉達も持っていないと
すると、外に出て行った
しかも1人で…
「心当たり、ねぇのか?」
夏「あるわけねぇだろ…」
「まぁそうだろうな」
でも、早く見つけださないと
ほかの組の奴らに連れて行かれる
あいつにはもう、傷ついて欲しくない
柾「失礼します若!」
「柾木?何か手がかりでもあったのか」
柾「それがっ…百合さんの弟だと名乗る
男がきています!
兄である椿さんに話があると!」
「弟、だと?」
夏「椿?」
俺は柾木から聞いた話で
少しだけ放心状態になったが
すぐにドアの前にいた柾木を押しのけ
下にいるであろう『奴』のところに向かった
百合の弟…俺の弟…
それに覚えがある奴を俺は1人しか知らない
俺にとって憎くい存在
二度と百合には会わせたくない存在
エレベーターを降りると
ロビーで両腕を捕まえられている
正真正銘の俺の…弟