願いが叶ったその時…
「なにしにきやがった…士苑」
士「…兄、さん」
「お前が俺を兄と呼ぶな!
俺は許した覚えなんてねぇぞ!」
士「わかってる!だけど今は百合が!」
「は、てめぇ、百合に会ったのか?」
士「っ…ごめん、実家に帰ったら…
百合がいて」
実家…見つからないわけだ
俺達はあそこに百合が
行くはずがないと確信していたんだから
なのに、どうしてあんなところに…
士「俺の話を聞いてくれ兄さん!
このままだと百合の命が危ない!
百合を助けた後なら俺はなんでもする!
頼むから!」
こいつを信じていいのか
俺にはわからない
こいつは、俺達家族がバラバラになった
原因の一つだからだ。
そんな奴を、信じる?
また百合がこいつに傷つけられたら…
『桜花』の幹部でありながらも
百合を守ろうともしなかったこいつを…
信じられる訳ないっ
夏「それでも、百合を助けるためには
こいつが一番、役に立つ」
「っ夏風!!」
夏「あいつが無事なら何でもいい
どんな物でも利用してやる
それがお前でもだ」
こいつは、組長に似て
人使いがあらすぎる
でも、こいつの家系はどうしてか
人を引きつける。
「わかったよ…応接室にこい」
部屋の中にはいり、すぐに
話をきく