甘いりんごに恋をした
この生活に
いつも通りの毎日が
依吹先輩がいるだけでどんどん変わってく。




「好きです。」



これも何度目だろうか。
知らない人から告られる日々は疲れた。




「ありがとう、ごめんなさい」



私もいつか告白したりするのかな?


だとしたら、先輩がいいな。




そう思えるうちはまだ楽しいのだ。










「君。」

あ、この声は


「委員長さん!!」


「その呼び方はやめてくれ」


「では、なんと?」


「蓮(れん)でいい」


「蓮先輩。わかりました。」


「映画を一緒に観ないか?」


「いいですね!行きたいです」


丁度そんな気分だった。


「そうか?」



「はい!」






「君はどういう映画を観るんだ?」



「私はこういうの!!」
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