正しい男の選び方
困った。
政好をどうすればいいのだ?
一人で行った方がいいのか、政好にも声をかけた方がいいのか。
一人で行けば、バレた時に面倒になるのは確実だったし、政好に声をかけて来る事になったら、そこで修羅場が展開されそうでそれも避けたい。
あああ、行きたくない……
どうして、浩平はいつもトラブルを巻き起こすんだよ?
悶々と悩んでいるうちに、パーティーは明日に迫った。
もしも、パーティーの話をするなら、一緒にゴハンを食べてる今が最後のチャンスだ。
葉子は、野菜の天ぷらをつまみながら、覚悟を決めた。
「政好、……話があるの」
改まった口調に、政好は姿勢を正した。
こういう政好の律儀できちんとしたところが、葉子はとても好きだ。でも、それだけに、いっそう話しづらかった。
「……実はね、明日の夜、星野さんの家でやるパーティーに誘われてるの。
仕事で絡んだこともあって、上司夫婦と一緒に行く事になっているんだけど……あなたも誘われているの。一緒に行く?」
「星野さんのパーティーに? なんでオレたちが誘われるの?」