スウィングしなけりゃときめかない!―教師なワタシと身勝手ホゴシャ―


☆.。.:*・゜


問、わたしはいつからイケメンと差し向かいでコーヒータイムをしていても平然と意見をぶつけられる強靭な精神の持ち主だったでしょうか?


答、この会話が始まって彼が発した二言目の瞬間からです。


「まず言っときたいんだが」


「はい?」


「仕事場にまでつけ回されて迷惑だってんだよ、この暇人教師」


ぷっつーん。


「つけ回したくて追っ掛けてきたわけじゃないし、教師が暇なわけないじゃないですか!」


「じゃ、何なんだよ? 何で昨日、ライヴハウスにまで現れやがった?」


「先月の家庭訪問ガン無視したの、おたくでしょうが! 1ヶ月も前に家庭訪問実施のお知らせのプリントは配ったし、そのとき、日程の希望調査もしました。

上條さんには期日までに回答いただけず、しかも電話も通じない。そういうの、本気で困るんです!」


「落ち着け、先生。声デケェよ。てか、家庭訪問って何のことだ?」


「だから、担任のわたしが子どもたちひとりひとりのおうちにお邪魔して、保護者さんから直接お話を……」


「いや、家庭訪問って言葉の意味は知ってる。そうじゃなくて、らみんとこの家庭訪問、先月だったのか?」


「先月でしたよ。さっきそう言ったでしょう!?」


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