俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
俺は必死に記憶を辿り、こうなった経緯を探した。




…思い出せない。




確か、空き教室でいつもみたいに雑用してた記憶はあるけど…




それからどうしてこんなことになってるのかは、間の記憶がすっぽりと抜けてしまい、何も覚えていなかった。




「は~…」




思わず大きなため息をついた。




最悪だ。




てか、3メートル以内に近寄るなって言ったのに、またこいつ無視しやがって。




起こそうと思い、足に力を入れてみたが、全く起きる気配がなかった。




「んぅ…」と小さな声を漏らすだけで、気持ちよさそうに寝ているようだった。
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