俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
大体なんでこいつがここにいるんだよ。




はぁ…思い出せねえ。




思い出せないことにイライラを募らせていると、カーテンの奥から声が聞こえた。




「柊くん、起きた?カーテン開けるよ」




そう言ってカーテンの外から現れたのは、白衣に身を纏った年配の女の人だった。




「おはよう。よく眠れた?あ、そういえば初めましてだよね。私は保健室の先生の北川です。よろしくね」




俺は軽く頭を下げた。




「あの…俺、どうしてここに?記憶がないんですけど」




「あら、そうなの?それは困ったわね」




北川先生は置いてあったイスに腰掛けると言った。
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