俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
そして北川先生が戻ってきた。




「柊くん、体の具合は大丈夫そう?まだ辛いなら親御さん呼ぶけど」




「もう大丈夫です。一人で帰れます」




「そう、分かったわ。後は水沢さんだけど…」




気持ちよさそうに眠るこいつを起こすのは可哀想といった様子だった。




「そのうち、起きると思いますよ。…俺先に帰りますから、その後にでも起こしてやってください」




「あら?今起こさなくてもいいの?一緒に帰ったら…」




「いえ、今はたぶん顔を合わせない方がお互いいいと思うんで」




なんとなく、今はこいつと顔を合わせるのに嫌だった。




あいつを起こさないように足を抜き、ゆっくりとベットから立ち上がると、最後に北川先生に会釈だけし、保健室を去った。
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