水玉模様
「多分あれだ、瀬口のファンが盗んで宝物にでもしてるんだよ。」

「…。」

「購買に買いに行くか?」

「……。」


充也、何を言ってるの?

どう考えても、嫌がらせの確率高いでしょ。

「てか誰が盗んだんだろうなー。超物好きじゃん。上履きとか超キモくね?」

「ひっどーい!」

「ははっ。怒んなって。」


こんな調子でわーわー言いながら、あたしは購買で新しい上履きを買った。

充也がこういうヤツだから、あたしは友達やってるのかもしれない…。


上履きを置きに靴箱に戻ると、グラウンドが体育の授業で騒がしくなっていた。

充也…ありがとう。

そう思って充也の顔を見た時、充也もあたしの顔を見ていたーーー。

「で、何おごってくれんの?」

「…はい?」

「上履きしまったか?早く行くぞ。」

「行くって?」


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