水玉模様
「今から教室行っても遅刻じゃん?だったら行かなきゃいいと思わね?俺って頭いいだろ(笑)?」

「……。」

そうしてあたし達は、今日1日サボることとなった。

充也といる時は、余計な事を考えなくてすんだ。


私服に着替えて、テキトーにぶらついて、テキトーにわかれた。

なんて楽チン☆

「なぁ、マジで心当たりねぇの?」

って、核心をつかれた時はちょっと焦ったけど。

でも、ああ見えて充也は空気の読めるヤツだから、黙ってしまったあたしに対して詮索などしてこなかった。


…自分から話せるようになる時まで、待っててくれる。

そこが充也の持つ最大の長所だと、あたしは思う。

もっとも、誰がやったかなんて特定などできないのだけど…。

でもあたしに対する嫌がらせは、上履きがなくなっただけじゃ終わらなかったんだーーー…。

そしてそれは、あたしと篠田くんを……更に遠ざけていった。



「…。」

次の日、いつも通り登校したあたしは、唖然とした。

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