水玉模様
「痛いって!」

抵抗するも、虚しいだけだった。


「あ、いいモノ発見!」

「貸して貸して!」

見張りか何か知らないけど、さっきから見てるだけの子が、カバンから取り出したのは―――ハサミ。

「そんなに痛いなら、その髪切ってあげよっか!」

ハサミを顔に向けられた。

「ちょっと…やめて!」

「じゃぁ泣いてお願いしてよ!」

「そしたら考えてあげる。」


もぉ…ホントやめて……。

悔しい…でも、泣かない!

泣いたら、負けだ…!


あたしは、思いっきり睨んだ。

「ふーん…。その顔が答えってワケ?」

「…。」

あたしは、目をギュッと閉じたーーー…。

もぉ、やめて。

怖い…!



「…ちょっと!来ないでよ!」

見張りの子が声をあげ、あたしは目を見開いた…。

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