誰も知らない、君に釘付け。〜彼の隠れた裏の顔〜
帰り道。
結局夏木くんには、何も言えなかった。
でも……
思ったよりうまくいきそう、学校生活!
それはいいとして、問題は帰り道。
さて、行き道をしっかり思い出すのよ、私。
どこから来たか、どこで夏木くんに声を掛けられたか、それから…
「好きです!」
おお?なに今の……
「私と付き合ってください!」
ま、まさか路地裏で告白なんて、まるで漫画の世界。
どれどれ、相手は……
な、夏木くん?!