そんな僕でも愛してほしい。〜拾われた彼らとの運命〜
「今日あたりにも必要最低限の荷物だけまとめて、帰ってみるか。」
私は心がすごく弱い。そのためかこういうニュースはデマでも、必ず信じてしまう。
そんなところを見て、私のおばあちゃんからは〝素直だけど大変の子〟と認識されている。
いざ荷物をまとめてスーツケースに入れてみると、3時間ほどかかると思って挑んだものは15分程度で終わった。
それもそのはず、私の家の荷物はワンルームの部屋に少しスペースが余る程度のものしかない。
特に思い入れもないこの家に一応、
「しばらく家を空けます」
と挨拶をしてドアを閉じた。鍵もしっかりとガチャッという音と、ドアノブを二度ほど引っ張り、確認してその場を離れた。