二度目の初恋
冗談じゃない。

あんなに人をバカにしたような態度と愛想もなかったのに・・・

「え?でもそういうのって事務所的にはよくないのでは?人気アイドルですし」

「そうなの。出来れば今まで通りにしたいわよ。だけどね~~」

とまた大きな溜息を吐く。

「ハードな仕事で唯一リラックス出来るのは暖かい食事だっていうのよ。
チンして食べるのは味気ないし、できたての夕食にとても感動したらしく
どうしてもそこは譲れないって言いだして・・・理人が夕飯を食べ始めるまでいて
くれないかしら。勿論撮影で帰りがもの凄く遅かったりした場合にはいつも通り
作り置きしてくれてて構わないわ。とりあえず帰宅に関することは私から
連絡しますからやってくれるわよね」

えええええ?!

夕食に感動?とてもそんな風には見えなかったけど。

「本当にいいんですか?」

「本当はいやですけど・・・理人の気持ちもわからないでもないので・・・」

まじ?

入れ違いが利点だっただけにまさか毎日顔を合わさなくちゃいけなくなるなんて

想定外の展開だ。

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