ダブル王子さまにはご注意を!




デニムのショートパンツに厚手の黒のタイツを合わせる、なんて考えもしなかった。これならズボンを二つ穿いてるみたいなもんだから、楽かも。


「へえ、なかなかいいじゃん。もっと脚を痩せさせないと、公然と目の毒になるけど」


香織さん、さりげなく足が太いとチクリとした毒をどうも。


「決まりましたか? ……なかなか良いですね」


夏樹までやって来て賛辞を送ってくれたけど、下半身を見ないようにしてたね……うん。太い脚を晒してすみません。


「外見はとりあえずこれで……次は髪ね」

「それなら専用のサロンがございますので、こちらへどうぞ」


美人店員さんに連れられて違う部屋へ。いつも行くのは千円カットだから、一流の美容サロンなんて膝が震えるってば。


それでも、逃げるわけにもいかず。ついでにあたしも整えてくださ~い! と言いながら監視する香織に見守られて約2時間後……カラーリングされた上に、綺麗なナチュラルボブにスタイリングされた私が出来上がり。


ついでとばかりにムダ毛も処理され、軽くだけどメイクも施されましたよ……。

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