Pathological love 番外編

私が答えるや否や、私を横抱きにして立ち上がった。


「わっ!!ね?ちょっと?!重いから降ろして!!」


「やだね……俺を苦しめた罰。」


「えっ?!」


連理は私を抱きかかえたまま、歩き出した。


「どこに行くの?」


「何?今更……分かるだろ?」


この方向は知っている………………寝室だ。

ベッドに着くと、言葉とは裏腹に、彼は優しく私を降ろした。


「連理……あのっ!!」


「……いいから、少し黙って…………。」


唇に指を当てられて、言葉を制される。

覆い被さる彼が、最初に口を付けたのは首筋だった。


「んんっ……あっ……」


「ここ……感じる?」


耳元で囁かれる何時もより少し低い声は、私を激しく刺激する。


「ちょっと待って!!連理、私、手料理作ったから最初に食べてから……それから……んん!!」


「だ~め……自分で誘っておいて、何言ってんだよ?手料理は令子を全部食べてからにする……そう決めたから。」


連理は喋りながらも、私の身体の至る所にキスを落としていく。


「そんなぁ…………あっ……」


流れる様に、私の身体を行ったり来たりする指と唇。

私はその一つ一つに、可笑しいくらい全て反応してしまう。

キュンキュンと胸を締め付けていた感覚は、どんどんと広がって行き、彼を受け入れたいと私に訴える。

目の前のこの男(ひと)の事しか見えない程、視野が狭くなる。

時折、私に送る彼の視線で、更に胸が熱く苦しくなる。

唇にだけ降りてこないキスの洗礼に、どうしようも無くもどかしくて、きっと無意識に私は訴えていたのかも知れない。


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