Pathological love 番外編

「…………連理……焦らさないで…………まだ、キスしてないよ?」


こんな台詞、きっと後から思い出したら、すっごく恥ずかしくて、死にたくなるかも知れないけど、それでも今はただ彼が欲しいそれだけ……。

じっと彼を見て返答を待つ。

一瞬驚いて見開いた瞳は、次第に、悩ましい程切ない表情に変わって、私の視界をすっぽりと覆った。

堰を切ったかの様に、途端に激しくなる愛撫。

長い間お預けを食らっていた身体は、貪欲な程激しく振動する。


「んんっ……あぁっ……!!」


いやらしい程濡れた声が、静かな寝室に響く。


「令子……凄い……ここ……。」


「だって……」


急に恥ずかしくなり、近くにあるブランケットを手繰り寄せる。


「令子……煽り過ぎ……歯止め効かなくなったら、どう責任取るつもり?」


「っ?!…………フフッ……歯止め効かせる必要あるの?」


「言ったな?俺だって言わせて貰うけど、付き合う前からずぅーーーっとお預け食らってんだよ。朝まで眠かせねーからな?覚悟しろよ?」


「望むところよ!!」


愛しさが込み上げて、初めて味わう幸福感で頭がくらくらする。


「令子……俺、もう……いい?」


「…………うん。」


「じゃあ……」


連理はベッドサイドの引き出しに手を伸ばした。

この時間が、何とももどかしい。

視線を感じてか、私に目を向けるとニッと笑って軽くキスをした。


「少しも待てなそうな目してる……フフッ。」


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