うちのお姫様はお祓い様。
菖蒲の背中に乗って、生徒会室に着いた。
生徒会室はもちろん無人で誰もいなかった。



「結界、貼れたか?」


「うん、とりあえず終わった。」



ガタンッ



とりあえず結界を張り終わって生徒会室を出ようとしたとき、奥の部屋で物音がした。



菖蒲に動かないように目配せをする。


音のした方向は、生徒会室にある会長専用の仮眠室。


誰かに鉢合わせする前に出ようとしたその時だった。





「、、、誰だよ、そこにいるの。」




地を這うような低い声で私たちを疑っていた。
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