【完】私の甘い彼氏様
「食べ過ぎだろ…」
やっと言ったのはこの一言。
「そうかなぁ」
「いつもそんな食ってんの?」
まあ、いつも一緒に来た子には驚かれるけど…。
「ん~こういうところに来たら食べるかなぁ。もっと食べるときもあるけど。私カフェオレ大好きなの。だからカフェオレは絶対頼むよ!」
私はカフェオレ基準で食べるものを決めるほどのカフェオレ好き。
ふふっと笑って碧を見ると碧もジーっと私を見ている。
「ん?碧?」
「お前なんでそんな食うのにそんな細せーの?」
「そんな言うほど細くないよ?」
「いや、細い。腕なんて片手で折れちゃいそう。」
いやいや碧さん。
私はそこまでか弱くないです。
片手で折れるって言う割には私骨折したことないし。
「もし片手で折れたら碧の握力を誉めてあげるね」
「じゃあ誉められることになりそうだな」
「折る気満々だね」
「折られたくないから言ってんだろ」
「じゃあ要らない心配だよ?折れないもん」
「もっとカルシウムを取って?」
碧がお願いするように言うから
「分かった」
言うこと聞きたくなっちゃう。
明日から牛乳飲もう…!