純愛小説家
「ひかり…────」


俺はそれ、その気持ちを抑えるためにも。
日本に戻ってから、三嶋を抱いてはいなかった。

いま抱いてしまえば。
三嶋を壊してしまいそうで…。

その感情のすべてを。
俺はきっと、ぶつけてしまう…。

はっきりさせず。
少しずつ、距離を置いてくのが正解かもしれない、思ったりもするけど。

きっとそれは、ただの逃げでしかなく。
俺はその決定的な言葉を。
三嶋の口から聞かされない限り、一生、諦めきれないような気もしていた。

再会して、まだほんの数ヶ月。
なのに俺は。


「……………」


三嶋のいないこの空間に、寂しさを感じてる…。

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