純愛小説家
俺が琴音と出会ったのは、3年前。

俺の小説が映画化され、その作品のヒロインに抜擢されたのが。

まだデビューしたての、桜井 美莉。
琴音だった。

デビューしたてとはいえ、その演技力は素人の俺でさえ、圧倒的なものがあって。

顔出しは、もちろんしてなかったものの。
俺もさすがに、挨拶しないわけにはいかず…。


「初めまして!矢野 伊月サンなんですよね?信じられない!まさか会えるなんて!」


大好きで、全作品、読んでます!

…と。

かなりはしゃいでいたのが、琴音だった。

1コ年下の琴音。
はじめは正直、


─苦手だな…


思った。
< 149 / 298 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop