純愛小説家
本を読んでるっていうのも、ただの社交辞令だろうって。

でも。

何度か撮影を見に行くうちに、その演技力に圧倒されたのはもちろん。

ほんとに。


─俺の本、読んでんだ…


わかった。

まさに、俺が書いた通りのヒロインが、


─そこにいる


そんな感じで。

映画は、俺が書いた原作とは少し異なっていたけど。
原作を読んだからこそ、


─わかってるんだろうな…


脚本よりは、原作より…。

それがわかって。

少しずつ。
俺は、琴音に興味をひかれていった。
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