純愛小説家
「琴音。わかってるんだろ…?」
「…何が?」


きっと。
こうして琴音を部屋に入れてる時点で、ほんとは違うんだろうけど。


「いま俺に……」


でも…。


「…宥?」
「…………」


ふと、ある考えが頭を過った。

俺と三嶋のカウントダウンは、もう始まってる…。


「宥っ」
「あ、…うん…」


琴音がそのつもりなら。


「…わかった」
「えっ?」
「一緒に“寝よう”」
「っ、宥…」


乗ってやろうと。


「…いいの?」
「いいのって?」
「意味。わかって言ってる?」
「一緒に“寝る”んだろ?」
「そう、だけど…」
「“いつも”みたいに」

< 159 / 298 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop