純愛小説家
元カノだし、元カレだし。


「宥…?」
「ん?」


これがきっかけで戻るなら。
それでもいいと思った。


「…ううん…。なんか、あった…?」
「なんかあったのは、琴音だろ?」
「!…そう、だけど…」


自棄になってるわけじゃない。
琴音を利用することには、なるんだろうけど…。


「早速“寝る”?」
「えっ!?」
「あぁ、ごめん。琴音は、シャワー浴びて、じゃなきゃダメだったんだよな」
「…そう…」
「じゃあ、先に。シャワー浴びてる」
「えっ?って、宥…、キャラ変わってない…?」
「いや…。じゃあ、ゆっくり食ってて」


ある意味。
これは、きっかけなんだろう。


「…ん」


いま、このタイミングで。
琴音が会いに来たのは…。
< 160 / 298 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop