純愛小説家
突然のメール。
返事をしたものの、やっぱり気になったんだろう。

ある意味。
思惑どおり。

琴音の存在を知って。
俺に対しての罪悪感は、薄れるはず。

なのに。


「─────」


俺は今すぐにでも、誤解を解きたい、思ってる。

この期に及んで。
まだ繋ぎ止めたいと思ってる。


でも…───。


「ごめん、琴音。また部屋、籠る…」
「宥…」
「ちょっと。落ち着かせて」
「…わかった」


ほんとにもう。
潮時、なんだろう。


「ごめんな…」


カウントは。

ゼロ……。

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