純愛小説家
「──────」


藍田の、言ってた通り。
まさに、一目瞭然。

俺はもう、泣いていたんだろうか。


「いたたい…?」
「えっ…?」


その子が、そう口にした。


「いたたい?」


まだどこか、はっきりとしない発音。
でも、聞き取れない程ではない。
意味も何となく通じる。
幼児特有の言葉。

俺は微笑んで、


「だい……」


─大丈夫


言いかけた時。


「いつき!!」


その声の主が。


「すいません!ありがとうございます!ちょっと目を離した隙、に……──」


俺の目の前に、姿を現した。


─ドクン…


この3年。
逢いたくて。
愛して止まなかった相手…。







「…ひかり……」







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