純愛小説家
「えっ、うそ!あのとき隣にいた!?」
「そう」
「ほんとに!?すごい!え、中学の時からでしょ?っていうことは、もう何年?」


思い出話。

夕食が済んで、洗い物をしながら、三嶋は子供のように驚きながらはしゃいでいて。


「宥、それで小説1本書けちゃうんじゃない?」
「あぁ…。かも」
「超純愛」


あの時。
三嶋の気持ちはもう、

“俺になかったのかな…”

今さら思った所で。
どうにもならないけど。

もし、もしも。
あり得ない、わかってはいるけど。

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