純愛小説家
─過去に戻れる

そんな時代が来たなら。


「藍田の許可がおりたら。書いてみるのもいいかもな」
「ほんと?矢野 伊月。初のノンフィクション小説?」
「そうなると。藍田に密着取材が必要だな」


三嶋のジョークにのりながら。


俺は迷わず、


─高校時代を選ぶだろう…


三嶋と出逢った。


─あの頃を……


なんて。
ひとり、考えていた。

あの頃の気持ちを知って。
いまここに、三嶋がいるからこそ、なんだろう。

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