夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「……何が、夢の配達人…だよ。」
俺は左胸に付けていた金バッジを、
グッと握り締めてむしり取る様に外した。
「…馬鹿馬鹿しくて、やってらんねぇ…。」
金バッジを握っていた手から力が抜けて、
カツーンッと…床に落ちて転がった。
人に夢を届けて。
みんなを幸せにして。
じゃあ、俺の夢は誰が叶えてくれるの?
俺は俯いたまま、
リディアの家を…出た……。
……
………。
外は雨だった。
俺があんな事したからだ。
リディアとの想い出は、
いつも雨の後は虹が出てたのに…。
もう、見れない。
俺にはもう、
決して見る事の出来ない景色だった。