夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
【港街】

「!……ヴァロン?
っ…ヴァロンッ…!!」

いつの間にか、
雨は土砂降りになってた。

別に宛てもなく、
港で荒れた海を見ていたら…。
ずぶ濡れの俺を慌てて傘の中に入れる、人。


「ヴァロンッ…!
こんなに濡れてっ…何やってるんですかッ!!」

俺に怒鳴る人。

俺はゆっくり、声の方に顔を向けた。


「……。シュウ…。」

ポツリと名前を呼んで顔を合わせると、
シュウは驚いた表情で俺を見つめた。

きっと俺は、酷い表情だった。

雨に濡れ過ぎたのか…。
久々に流した涙のせいなのか…。
頭がボーッとして、働かない。

そんな俺の冷たい手を、
シュウがギュッと握ってくれた。
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