夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「……帰りましょう?
このままじゃ風邪を引いてしまいます。」
シュウは俺に優しくそう言うと、
握っている手を引いて歩き出す。
……。
帰る…?
……何処へ、帰るんだろう…?
だって、俺は…もうっ……。
「……っ…夢の、配達人じゃ…ないッ。」
そう言って、
立ち止まって…俺は俯いた。
……俺、約束したのにな。
…シュウ、
お前に白金バッジ…見せてやるって……。
夢の続き、見せてやるって…言ったのにッ…。
「っ……ごめッ…。もうっ…俺は……ッ。」
涙なのか雨なのか、
もう分からない雫が…俺とシュウを繋ぐ手に落ちた。
そのままスルッと手を離そうとした俺を、
シュウが振り返って…抱き締めた。
傘が地面に落ちて、
冷たい雨が降り注ぐけど…。
シュウの暖かい温もりが、俺を正気にする。