夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】

……幸せに、したい。
やっぱりヴァロンには幸せになってほしい。

私はやはり今のままではいけない。
と、アカリさんと真剣に話し合おうと思った。


……でも。
そんな私の心配やお節介は必要なかった。

アカリさんの首筋に見付けた痛々しい程に紅い痣になったキスマーク。
それは、どう見ても愛に溢れた幸せな行為から付けられた物ではなくて…。
心のバランスの崩れたヴァロンが性欲を抑え切れず、力づくでアカリさんを抱こうとした物だと感じた。


それなのにアカリさんは、微笑んだ。

あのまま襲われてもよかった。
ヴァロンに求めてもらえて、嫌じゃなかった。
むしろ嬉しかった。と…。

”私、おかしいですかね?”…。
そう言って、照れた様に微笑むアカリさんを見た時…。

私はアカリさんのヴァロンに対する、
深い計り知れない愛を…知った。
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