溺愛されてもわからない!
さよならさえ嘘だと言わないけれど

「すぐ病院に運ぶからね」

「うん。お父さん……助けに来てくれてありがとう」

しまった
嬉しくて正直に今の自分の気持ちを言葉にすると、組長は泣き崩れ、私をギューっと抱きしめて動かない。

おっ……お父さん
感動が伝わって嬉しいよ
嬉しいけれど苦しいよ。力が強いよ。
早くこの場から出たいんですけど。

困った顔をする私を見て
夢君と一夜はやっと安心したように笑顔を見せ
私はツーショットの笑顔が嬉しくて
そのまま

スーッと気を失ってしまった。


みんなが私の名前を呼んでいる

でもごめん


もう

無理です

HPゼロです。

回復呪文お願いします。
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