宇宙の彼方─soranokanata─
玲音はその笑顔に脱力し、一つため息を吐くと
意味不明なことに慣れてきたのか、どうでもよくなったのか、
冷静さを取り戻した。
「...なるほどね...。幽霊成仏協会...てまたとんでもないな...
まあ、とりあえずは理解したけど...」
「あぁ。良かったです〜」
花が開くかのように朗らかに笑う茜。
「でも!」
と、玲音はその笑顔と茜の背景に浮かぶ花を一刀両断した。
「取り憑くとかいうのは無理!
私が急に豹変して暴れだしたら家族も友達もびっくりするし、
なにより怖いし!」
玲音は頭の中で昔テレビで見たホラー映画が再生すると
悪霊に取り憑かれるシーンでおもわず身震いをした。
その様子にあらあら、と茜は小首をかしげる。