宇宙の彼方─soranokanata─
「玲音さんは映画の見すぎですよ〜
玲音さんの体を乗っ取ったりとかしませんから」
「だってさっき取り憑くって...そういうことでしょ?」
「まさか!
ただ単に玲音さんと一緒に居るっていうだけですよ」
「えーっと...じゃあ某悪魔のでてくる映画みたいなのは...?」
「ないですよぉ〜。というかそもそも私は悪魔じゃないくて幽霊ですって」
「...な、なんだ...」
安堵する玲音に、再び笑顔を貼り付けて茜が言った。
「では玲音さんの心配は解消されたようなので、早速取り憑いても?」
「いやいやいやいや、おかしいでしょ!待ってって」
微笑む茜にはぁ...と玲音はため息をつく。
「どうしてです?」
「いや、どうしてもこうしてもないでしょ。
幽霊なんでしょ?無理!ぜーったい無理!」
「...」
しん...と何故か沈黙が降りた。
「...え...」