宇宙の彼方─soranokanata─
無理といいきった玲音を長いまつげで縁取られた大きな目で
じーーーっと見つめる茜。
「...」
「...」
つられて相手を見つめ返す玲音。
「...」
しばらくした後、ぴょこっと茜の上で電球が輝いた。
そして泣きボクロがキュッと移動し、
困った時のように整った眉を八の字にすると
茜はどこか哀れんだように微笑んだ。
「...ごめんない。そうですよね...
私に取り憑かれるなんて、いやですよね...」
「え、あ、いや...そこまでは言ってないけど...」
なにかを悟ったような茜の急な展開に
ついていけない玲音はあいまいに返事をする。
「ごめんなさい!私、全然玲音さんの気持ち考えてませんでした...」
「...あ、いや、その......
...えっと、誰だって間違いはあるし.....」
「...よく考えればわかったはずなのに...」